こんにちは、はんぺらです。
本日2019年6月3日、GoogleがTwitterで検索アルゴリズムのアップデートの予告を行いました。
下記Tweetです。
明日、私達が毎年何度かやっている、コアアルゴリズムアップデートをリリースします。これは2019年7月コアアップデートと呼ばれるものです。
…
特に具体的なアップデート内容が書かれている訳ではないのですが、年に数回のコアアップデートを行うというアナウンスです。
SEOの専門家、辻正浩氏によると最近Googleが強化しているYMYL関連ではないかとのことです。
YMYLとは「Your Money or Your Life」の略語で、Googleの検索品質評価ガイドラインの一つの項目として出てきます。
具体的には下記のような意味になります。
YMYLとは「Your Money or Your Life」の略語で、Googleの検索品質評価ガイドライン内で「将来の幸福、健康、経済的安定、人々の安全に潜在的に影響を与えるページ」を指して使用されている用語です。
引用元:https://www.seohacks.net/basic/terms/ymyl/
さて、Googleは年に数回、検索アルゴリズムのコアアップデートを行うんですが、今年は3月に一度行われているようですので、これで二度目になるようです。
明日、2019年6月4日のアップデートに備えて、これまでのGoogleの検索アルゴリズムアップデートのおさらいをしておきましょう。
検索アルゴリズムアップデートの歴史
小さいアップデートは多々あるようなので、今回は検索結果へのインパクトが大きかったアップデートを抜粋して、年表を作ってみました。
2018年8月 | メディックアップデート | YMYL系のサイトが影響を受けた |
2018年7月 | スピードアップデート | ページ表示速度をランキング要因に |
2017年3月 | フレッドアップデート | 過剰な広告サイトを一蹴 |
2015年 | Rank Brainaアルゴリズム導入 | |
2014年7月 | ピジョンアップデート | ローカル検索をweb検索と統合 |
2013年8月 | ハミングバードアップデート | 会話型検索の処理能力が向上 |
2012年4月 | ペンギンアップデート | ブラックハットSEO撲滅 |
2012年2月 | ベニスアップデート | ユーザーの現在地を結果に反映 |
2011年2月 | パンダアップデート | コピーコンテンツ一掃 |
この中でもよく名前を聞くのが、パンダアップデートとペンギンアップデートかと思います。
それぞれのアップデートは下記のような内容でした。
パンダアップデートとは
パンダアップデートは一言で言うと、コピーコンテンツ一掃アップデートです
このアップデートによってパクリ記事のようなオリジナル性が無いと判断されたコンテンツは軒並みランキングが効果しました。
逆に、オリジナルの記事をしっかり作っていたサイトはランキングの向上が見られたようです。
ペンギンアップデートとは
ペンギンアップデートはブラックハットSEOの撲滅が目的でした。
ブラックハットSEOとはGoogleが定めているガイドラインに違反してSEOのランキングを上げる行為を言います。具体的には偽装リンクや隠しテキスト等が挙げられます。
ペンギンアップデートでは特に偽装リンクを行っていたサイトに著しいランキングの低下が見られました。
最近のアップデートについて
さて、辻氏のツイートにもあるように、最近のアップデートはYMYL関連のアップデートが多いようです。
YMYL関連で思い出せれるのが、2017年頃に問題になったWELQでないでしょうか?
WELQ問題とは
DeNAが運営していたキュレーションサイトWELQが、SEO対策の一貫で信憑性の無い悪質な記事をサイトに掲載しまくっていて、その記事の幾つかがセンシティブなワードで上位表示されていると指摘され問題が顕在化しました。
具体的には、「死にたい」というワードで1位表示された記事が、転職サイトへ誘導する目的で作られてたり、「肩こり」というワードで検索したら「肩こりの原因は守護霊」という記事が検索結果に表示されたりしていました。
上記のWELQ問題発覚後、Googleはキュレーションサイトの評価を落とすような検索アルゴリズムの変更を行いました。
そして今もYMYL関連のアルゴリズムの強化は継続中だと言うことです。
まとめ
明日、2019年6月3日Googleの検索アルゴリズムアップデートではどのような変更がされるか楽しみですね。
日本の検索結果へはいつ頃影響がでてくるのでしょうか。
皆様、ご自身のサイトのランキング変動にご注視くださいませ。