最近はプログラミング学習がブームになっていますが、スクールなどに通っても挫折をしてしまう人がかなりいるそうです。
それで返金保証がなかったりすると、お金をドブに捨ててしまって、結局なにも残らずに終わったって人もいると思うとヤルセナイですね。
そんな挫折をしないように、自分はプログラミングスクールに通う前には独学でプログラミングの基礎位は学ぶべきだと思います。もし、そこで独学ができないようであれば、エンジニアには向いて無い可能性が高いです。
何故プログラミングの独学ができない人はエンジニアに向いていないのか、それを考えてみたいと思います。
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何故プログラミングの独学が必要なのか
プログラミングの仕事はエラーとの戦いでもあります。時にはそのエラーと1日以上格闘する場合もあります。
どれだけググってコードを修正しても解決せずに、心折れそうになって人に聞いて、それでも解決しない、どうしたらいいんだ。。。そんな状況はザラにあります。
エンジニアの皆はどうやってこの状況を打破しているかっていうと、シンプルに「調べまくる」これだけです。特別な事なんて無いんです。
人に聞いて解決する事も勿論ありますが、魂が抜ける位調べまくった事以上のアドバイスを貰える事って殆どありません。成長すればするほど、そんな的確なアドバイスを貰える事は無くなってきてしまいます。
なので、大概の事はググって調べられると思って良いと思います。逆に、ググって調べられないようなニッチな事は、周りの人に聞いても分かる人はほぼ居ない、と思ったほうが良いです。
実際に、独学中に問題に直面した時にググって調べられる位の力を身に着けないと、業務では使い物になりません。
独学をして、問題に何度も直面している人は、同じような状況が業務であったとしても、解決できたという成功体験があるので、かなり強いです。
逆に独学で苦しんだ経験が無い人は、問題を解決できる自信も方法も無く、また、業務なので時間にも追われているので、すぐ人に聞いてしまい、人の時間も奪うことになり、プロジェクトのお荷物になりかねません。
独学では忍耐力と検索力をつけましょう
独学すると勿論スキルは身につくのですが、ソレ以外の部分で身につけられるものが大きいと思っています。それが下記です。
- 忍耐力
- 検索力
独学では時間は無限にあるので、いくらでも調べられます。
例えば、キーワードを変えて何度も何度もググったり、それでもダメだったら英語でググったり、それでもダメならソースコードの深いところまでトレースしたり等、色々な事を試すことができます。
そんな時に必要なのが忍耐力と検索力です。
そのどちらか一方を欠いても独学を進めるのは厳しいと思います。忍耐力が無いと、そもそも何度も何度も検索しないですし、逆に検索力が無いと、正解にたどり着けないですしね。
僕が見てきた忍耐力・検索力の無い人は、中途半端な代替え案で乗り切ることが多かったです。自分が同じ事を調べてみると解決方法がすぐに見つかったりして、ちゃんと調べたの?って思うことが頻繁にありました。
特に検索力って中々教えられるものじゃなくて、自分でやりながら掴んでいくものだから、やり続けないと中々成長するのも難しいんですよね。
独学はエンジニアである以上は終わりません
どれだけ経験を積んで、どれだけ成長しても独学することからは逃げられないです。
何故なら、エンジニアでいる以上は新しい技術のキャッチアップが必要だからです。
そして、キャッチアップした技術は、どんな事に応用できそうか考え、それを自分の技術ストックに溜めておく必要があります。
そうすれば、何が出来て、何が出来ないのか、またそれをする為にはどれだけの工数がかかるのかは大体は把握できるので、企画の方やお客さんと話した時に有意義な話し合いができます。
また、勿論ですが、独学で学んでいることであれば、実際の業務でのプログラミングのスピードも飛躍的にアップします。
楽しい独学で成長して、楽しい仕事をしよう
そもそも論ですが、プログラミング自体を楽しいって思わないと独学を続けていくのは厳しいと思います。
とは言え、「めちゃくちゃ楽しい」って思えればベストなのですが、なかなかそう思える事は稀なので、「あ、楽しいかも」ってぐらいの感覚くらいは学習をしていく上で必要だと思います。
どうしても独学って「学」って漢字が入っているので、学ぶこと=面白くない事ってイメージになっちゃうと思うんですよね。子供の時に無理やり勉強しろって言われた人たちには、特にその気持が顕著にあると思います。僕もそうでしたし。。。
でも、そのイメージって自分は全然違うと思ってて、学ぶことを辛いとか思わずに楽しいって思えること、それを探すことがすごく大事だと思うんですよ。
落合陽一さんが提唱しているワークアズライフって言葉があるんですが、それって「仕事とプライベートを分けることなく、寝ている時間以外はすべて仕事であり趣味であるという考え方」なんですが、この言葉を聞いた時なるほどなって思いましたね。
何年か前からブラック企業が社会問題になっていて、長時間働くことは悪だって言われてたんですが、自分はエンジニアの仕事が楽しいから、フリーになってもっと働いて、同時にアウトプットもしていきたいと思っているので、こんな考え方があるんだって知って、自分の中のモヤモヤが晴れた感じがしました。
なので、独学することを辛い事だと思わずに、楽しく趣味みたいにできるって事がこれからは大事なのかなって思います。
色々経験して楽しいと思えるものを探そう
IT業界は今空前の人手不足で、給与面も良いと言われているので、面白くなくてもお金の為に学習を続けるっていう人もいると思います。
そういう状況だからか、世の中には独学できない人も通えるようなプログラミングスクールが沢山あって、現在ちょっとしたブームとなっています。
ですが、正直なところ、独学して少しでも楽しいと思わなかったら、スクールなんて通わずにプログラミングなんて諦めちゃったほうが得策だと思います。
何とか卒業できて、中途半端にプログラミングが出来ても、自分で学んで行く姿勢が無いと給料なんて全然上がらないですしね。
なので、無理してブームに乗っかろうとするよりも、他のものに挑戦して、少しでも楽しいと思えるものを探すべきです。
向いてないのに長く続けても仕方ないですし、それなら自分が少しでも楽しいって思える物を探しまくった方が良いと思います。
石の上にも3年なんて言葉は、もう今の時代には時代遅れの考え方になってきているので、石の上にも6ヶ月くらいのノリで、次々に新しい事にチャレンジし続けても良いと思います。
自分に正直に生きる人がこれからは得をする時代だと思います。
まとめ
プログラミングスクールがブームだったり、2020年からプログラミングが必修化になったりで、焦ってプログラミングを学ぼうとしている人も沢山いらっしゃると思いますが、プログラミングの基礎くらいは独学で学べるくらいでないとエンジニアになるのは厳しいと思います。
別にプログラミングなんか出来なくても自分が楽しいと思えるものを探すことができて、それを学び続けられれば、いつかはそれが自分の武器になると思います。
ですので、メディアに流されずに自分の気持ちに正直になって、オンリーワンになれるものを探して突き進んで行きましょう。